風の声 Ｎｏ．652(100912)

『慎み』
　創世記3章には、アダムとエバが、「善悪の知識の木の実を食べる時、目が開け、神のようになり、善悪を知るようになる…。」と言う蛇のことばに誘惑された（騙された）ことが記されていますが、私たちは、「取るに足りない自分をカミのよう絶対化してしまう弱さや愚かさ、罪深さ」を持っています。
「物事の全容を知っているわけでもないのに、全てのことがわかっているかのように語ること」・「自分の考えや判断だけで他人をさばくこと」・「自分の人生は、自分の計画通りに進むと考えること」・「自分の思い通りに行動することが幸せになる道と考え、神様の言葉や命令を無視して行動すること」……。
私たちは、学習や経験を通して多くの事柄を学びますが、神になることはありません。主の御前にへりくだる『慎み』が必要です。