【風の声】 Ｎｏ．714(111120)

『願いを問われる主』
　ある韓国ドラマで、母親のことばを聞いた二人の息子が、二人揃って『母上のことばに従います』と答える場面を見ました。年長者や親を敬い、素直に従う態度には感心しましたが、聖書に登場する神様と私たちの関係は、「神様が一方的に命令し、私たちは黙々と従う」と言うものではありません。私たちは、しばしば、「神様の御心に従うことが最善だ」と考え、「何が神様の御心だろう？」と御心を問います（祈ります）が、神様は、「あなたは何をして欲しいのか？あなたの願いは何なのか？」を問われる方でもあるのです（Ⅰ列王記3：5、ルカ18：41等参照）。
親は、進路を悩む子どもに、「何がしたいのか？どのようになりたいのか？」を問うことがありますが、それは子どもを助け、願いをかなえさせてやりたいと思うからです。