【風の声】 Ｎｏ．759(120930)

『信仰による義』
　転んで寝たきりのようになった方が、「もう、何もできない。何の役にも立たない。」と呟くのを聞きました。私は、黙って頷くことしかできませんでしたが、そのような苦しみ悲しみを抱く方に希望は無いのでしょうか？
言うまでも無く、「身体が不自由になること」や「他人から邪魔者扱いされること」、「できたことができなくなること」等は、つらく、悲しいことです。しかしそれは、「何も希望がない」と言うことではありません。パウロは、ピリピ3：8〜9で、「私には、…律法による自分の義ではなく、キリストを信じる信仰による義、すなわち、信仰に基づいて、神から与えられる義を持つことができる、という望みがあるからです。」と語りました。「キリストを信じる信仰によって義と認められる」と言うことは、キリスト者の希望です。