【風の声】 Ｎｏ．783(130310)

『3月11日を前に』
　明日、3月11日で、東日本大震災から二年になります。時が流れる中、多くの方々の支援や励ましを受けて、自分の生活を取り戻す人も増えつつあるようです。しかし、依然として、「悲しんでいる人」・「傷ついたままの人」・「希望を見い出せない人」も多くいます。特に、放射能による被害は、先行きが見えず、苦しみが深いようです。
自公・安倍政権は、「前政権下の原発ゼロ政策の見直し」・「核燃料サイクルの継続」を表明していますが、「大量の使用済み核燃料と核のゴミをどう処理・処分していくのか」と言う課題に答えは出ていません。大きな課題を先送りにしたまま原発を動かし続けようとする国の指導者たちに、将来のことを真剣に考える思いと問題を解決する知恵が与えられ、適切な決断が下されるように祈りましょう。