天竜キリスト福音教会 blog

浜松市浜北区にあるプロテスタントの教会で、幼児から90代の方までが集まっています

【風の声】 No.906(150628)

『神様への手紙』
 「…/再発し また足は岩のように動かない/とてもひどい再発だったから/もうダメかも知れない と先生に言われた/二度と再び立てないだろう 私の足/でも 悲しむことも 泣くこともない/神様 三十三年間丈夫な足をありがとう/たくさんの 素敵な足の思い出をありがとう/足を 今御手にお返しいたします/これからも 元気に明るく残してゆこう/車椅子の思い出を…」(16〜17頁)
上記は神岡図書館で借りた『神様への手紙』(阿南慈子著)に記されていた「足の思い出」と言う詩の一部です。本の帯には、「難病とされる多発性硬化症(MS)にかかって失明し、手足も動かない彼女。だが、その爽やかで、明るく、清らかに生きる姿は、周囲に感動を与えずにはおかない。」とありましたが、その言葉通りの本でした。お勧めです。

神様への手紙―命をそっと両手につつんで