天竜キリスト福音教会 blog

浜松市浜北区にあるプロテスタントの教会で、幼児から90代の方までが集まっています

【風の声】 No.948(160417)

『信仰者の迷いと疑い』
 「不動の信仰とは、信じることにおいて迷いのないことなのでしょうか。そうではありません。私たちの生活は常に不条理に揺れていますし、私たち自身も常に愚かな迷いを続けているわけで、信仰もその点例外であるはずはないのです。人生の営みはすべて迷いの中にあります。ですから、迷いからの脱出を願うのではなく、迷いこそ正常な生の姿と受け止めることこそ大切であり、そう受けとらしめるのが信仰というものでしょう。そして、迷いの中で不動を求めずひたすら虚心(注:心にわだかまりを持たないこと)を求める、それが信仰の不動というものであります。」  
上記は、『真実の福音を求めて』(工藤信夫著)からの引用ですが、63〜69頁には、信仰者が迷いと疑いを持つことの重要性が書かれていました。多くのことを考えさせられる本です。
真実の福音を求めて --信仰による人間疎外その後