【風の声】 Ｎｏ．863(140907)

『プラス思考』
　日野原重明氏(聖路加国際メディカルセンター理事長)は、６月の朝日新聞紙上で、「車椅子を使い始めた」と記しておられましたが、先日(8/9)のエッセーには以下のような文章が記されていました。
『私は、気づけば「行き交う人に見下されている」と、強く意識するようになっていました。高齢の私には、手術による回復の可能性はありません。ということは、障害や不治の病と生きる人たち、世の中から「社会的弱者」と呼ばれる人たちと、私は同じ視点に立ったのです。同じような苦労を共有し、お互いを慈しみ合える立場になれたのです。』
　「困難な状況を受け入れ、新しい視点から物事を評価していく日野原氏のプラス思考」に驚かされると共に、そんな「プラス思考」を身に付けたいと思わされました。